冒頭(読み)ボウトウ

デジタル大辞泉 「冒頭」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐とう【冒頭】

文章談話のはじめの部分。「手紙冒頭
物事のはじめの部分。「交渉が冒頭から難航する」
[類語](1文頭書き出し/(2はじめ最初当初初期初頭劈頭へきとう出出でだ滑り出し初手しょて出端ではなはなしょぱなまず第一一次原初嚆矢こうし手始め事始め優先一番いの一番真っ先先立ち先頭始期早期はし口開け取っ付きあたまのっけスタート取り敢えず差し当たりひとまず当座序の口皮切り第一歩第一声始まり始まる始めるトップ初発発端端緒濫觴らんしょう権輿けんよ起こりとば口取っ掛かり開始幕開き開幕立ち上がり口切り最優先何をおいても何はさておき何はともあれ口火を切る先ず以て

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精選版 日本国語大辞典 「冒頭」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐とう【冒頭】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 文章・談話の発端の言葉文句。また、それを述べること。
    1. [初出の実例]「是の一細事を以て後篇冒頭の第一回に添加するは」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後)
    2. 「『戦争には必ず勝つ』と冒頭して」(出典:斜陽(1947)〈太宰治〉二)
  3. 物事の初め。前おき。
    1. [初出の実例]「いえ夫(それ)はほんの冒頭なので、本論は是からなのです」(出典吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉二)

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普及版 字通 「冒頭」の読み・字形・画数・意味

【冒頭】ぼう(ばう)とう

文首。清・李漁〔閑情偶寄、詞曲下、格局、家門〕予(われ)謂(おも)ふに、詞曲中開場の一折は、ち古頭、時破題なり。務めて開門見山(暢達明瞭)ならしむ。

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