共同通信ニュース用語解説 「フィルター付きベント」の解説
フィルター付きベント
重大事故の発生時、原子炉格納容器の圧力を下げるため蒸気を排出する際、含有する放射性物質を取り除く装置。格納容器から送られてきた蒸気を、ベント内にある金属と水の2種類のフィルターを通過させ、放出される蒸気に含むセシウムなどを千分の1以下にする。中部電力の浜岡原発4号機のベントは直径約5メートルの円筒形で高さ約11メートル、重さ約95トン。2015年3月に原子炉建屋そばの地下33メートルに設置した。
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