最新 地学事典 「フェニコクロアイト」の解説
フェニコクロアイト
phoenicochroite
化学組成Pb2O(CrO4)の鉱物。鉛のクロム酸塩鉱物。単斜晶系,空間群C2/m, 格子定数a1.4001nm, b0.5675, c0.7137, β115.07°, 単位格子中4分子含む。深紅色,半透明で樹脂状~ダイヤモンド光沢の板状結晶ないし塊状。劈開{201}良好,{001}・{010}・{011}不完全,条痕煉瓦色,硬度2.5, 比重7.01。顕微鏡下ではオレンジ色,二軸性正,X=b, Y∧c-2°,Z∧c+88°, 2V(+)58°, 光分散r>v顕著,屈折率α2.38, β2.44, γ2.65。塩酸に可溶。酸化した石英-方鉛鉱脈中に紅鉛鉱・ボークラン石・緑鉛鉱等と産する。ギリシア語のphoinikos(深紅)とchroa(色)から命名。
執筆者:青木 義和
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

