フォスフォフィル石(読み)フォスフォフィルせき

最新 地学事典 「フォスフォフィル石」の解説

フォスフォフィルせき
フォスフォフィル石

phosphophyllite

化学組成Zn2(Fe2, Mn2)(PO42・4H2Oの鉱物単斜晶系,空間群P21/c, 格子定数a1.0377nm, b0.5086, c1.0559, β121.10°, 単位格子中2分子含む。柱状ないし厚板状結晶あるいは粒状。{100}で双晶普通。無色ないし淡青緑色で,透明ガラス光沢。劈開{100}に完全,{010}・{}に明瞭。硬度3~3.5, 比重3.13~3.14。薄片では無色,屈折率α1.599, β1.617, γ1.620, 2V(-)44°, 光分散rv弱。ボリビアの塊状硫化物鉱石の空隙から産する大きな結晶は有名。リン酸塩ペグマタイト中にトリプライト・トリフィル石・りん灰石などに伴う。名称は,一方向の劈開完全なことから「葉片」を意味するギリシア語と化学成分に由来。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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