デジタル大辞泉
「フォトニック結晶」の意味・読み・例文・類語
フォトニック‐けっしょう〔‐ケツシヤウ〕【フォトニック結晶】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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知恵蔵
「フォトニック結晶」の解説
フォトニック結晶
結晶格子中の電子の波に対応させて、光の波について屈折率の周期構造を導入した結晶。普通の結晶においては原子が周期的に配列しており、電子はそのエネルギーによって原子に束縛されたり、あるいは結晶全体内を波として伝播したりするが、フォトニック結晶は、これを光の波として実現する。材料本来の固有の屈折率を構造設計により制御することが可能であり、また光の閉じ込めも実現できる。このため、レーザー共振器や波長多重通信における分波器あるいは超微小光集積回路への応用が期待されている。
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
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