フォー・ファイブ・シックス(その他表記)Four-Five-Six

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

フォー・ファイブ・シックス
Four-Five-Six

アメリカの北西部からカナダアラスカにかけて人気があるダイスゲーム。日本でも「チンチロリン」の俗名で親しまれている。人数は2~5人で親をあらかじめ決め,3個のダイスを振る (日本ではコップ茶碗などの中に振落す) 。親の目が4・5・6,3つの同じ目,6とその他の同じ目2個 (2・2・6など) が出たら親の勝ち,1・2・3,1とその他の同じ目2個 (2・2・1など) の場合は親の負けとなり,参加者全員とチップのやり取りをする。親の目がこれら以外のときは同じ目2個とその他1個が出るまで振直す。出たらその他1個の目が親の目 (2・2・3なら3) になり,その他の人が順に振って親の目より高ければ勝ち,低ければ負け,同じなら引分けとなる。親以外の人が振ったときは上記の勝負以外では4・5・6が出たら勝ち,1・2・3が出たら負けでその他の目 (2・3・5など) が出たら何度でも振直す。日本では同じ目3個は賭けを倍にし,振直しは2度までとしている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android