ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フメリニツキー州」の意味・わかりやすい解説 フメリニツキー〔州〕フメリニツキーKhmel'nitskii ウクライナ西部の州。 1954年までカーメネツポドリスキー州といった。州都フメリニツキー。ボルイン=ポドリスク丘陵地帯,標高 200~300mの地域にある。南部はドネストル川,中部は南ブーグ川,北部はプリピャチ川の各流域に入る。森林ステップ地帯に属する。肥沃な土壌に恵まれ,農業が発展し,住民の半数が農村に居住している。主要作物は冬コムギ,トウモロコシ,オオムギ,マメ類,ジャガイモ,テンサイ,タバコで,ほかに果樹,野菜などの栽培が行われ,畜産も盛んである。工業部門では食品工業 (砂糖,果実缶詰,乳製品,食肉) が中心で,ほかに製紙,繊維,電機などの工業がある。キエフ,リボフ,オデッサなど各方面へ延びる鉄道幹線,ハイウェーが通る。面積2万 600km2。人口 152万 600 (1991推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by