エルフ・アキテーヌ(英語表記)Elf Aquitaine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エルフ・アキテーヌ」の意味・わかりやすい解説

エルフ・アキテーヌ
Elf Aquitaine

フランスの石油会社。1941年フランスにおける石油・ガス探査の目的でソシエテ・ナショナル・デ・ペトロール・ダキテーヌとして発足。1976年にフランス政府が株式の 5割以上を保持する国営企業ソシエテ・ナショナル・エルフアキテーヌに再編成された。1988年イギリスの RTZオイル・アンド・ガスを買収。1994年民営企業として再出発した。原油の探査,生産から,精製,販売まで一貫して行なう石油部門を中心に,石油化学品,薬品,化粧品なども手がけた。世界各地で探査・生産活動を展開。1991年にエンタープライズ・オイルと合弁で,アメリカ合衆国のオクシデンタルペトロリアムの北海採掘権を獲得した。2000年フランス最大手石油会社トタルフィナ合併し,トタルフィナエルフとなった。

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百科事典マイペディア 「エルフ・アキテーヌ」の意味・わかりやすい解説

エルフ・アキテーヌ[会社]【エルフアキテーヌ】

フランスの大手石油会社。1939年,フランス・アキテーヌ州での油田発見に伴い,採掘事業を行うために設立されたソシエテ・ナシヨナル・デ・ペトロール・ダキテーヌ(SNPA)が前身戦後サハラ砂漠やギニア湾岸など,アフリカ大陸の油田開発で規模が拡大。1970年代に入ってから,ヨーロッパの石油関連会社を次々に買収し,石油化学,薬品,化粧品,バイオなどにも事業が広がり,1976年社名をエルフ・アキテーヌに変更。1994年に民営化された。1999年,トタル・フィナと合併。新会社トタルは現在,石油メジャー8社の一つ。
→関連項目フランス石油[会社]

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