20世紀西洋人名事典 「フランツワイデンライヒ」の解説
フランツ ワイデンライヒ
Franz Weidenreich
1873.6.7 - 1948.7.11
米国の人類学者,解剖学者。
元・フランクフルト大学教授,元・シカゴ大学教授。
ドイツ生まれ。
ストラスブルク大学などで医学を学び、1903〜18年ストラスブルク大学教授。’21年ハイデルベルク大学解剖学教授となった頃から人類の進化への関心を深め、エーリンクスドルフ出土の頭蓋化石の研究を担当。’28年フランクフルト大学人類学教授。’34年ナチス台頭後、アメリカに移住。同年北京原人の研究をしていたブラック教授が急死したため、北京協和医学院へ’35年赴任。精力的に研究を勧める。’41年化石模型を携え、ニューヨーク自然史博物館に移り、頭蓋の研究を完成。人類進化学の発展に大きく貢献した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報