フリーアクセスフロア(読み)フリーアクセスフロア(その他表記)free access floor

デジタル大辞泉 「フリーアクセスフロア」の意味・読み・例文・類語

フリーアクセス‐フロア(free access floor)

オフィスビルなどの床下ケーブル配線用の隙間を設けたフロアコンピューターネットワークのためのケーブル電源コードなどの配線をするために、数センチから十数センチの隙間がある。配線作業時にはパネル状の床面を外して行う。OAフロア

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IT用語がわかる辞典 「フリーアクセスフロア」の解説

フリーアクセスフロア【free access floor】

基礎となる床と増設した床の間で自由に配線・配管できるよう2重にした床。レイアウトの変更や機器の増設に対応しやすく、雑然となりがちな配線を床下に収納できるほか、配線(ケーブル)の損傷やそれに伴うメンテナンスコストを軽減できるといった利点がある。◇「フリーアクセス床」ともいう。また、(情報処理システムの導入による)事務の自動化・効率化の意の「office automation」から「OAフロア」ともいう。

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「フリーアクセスフロア」の解説

フリーアクセスフロア

オフィスのフロアを上げ底にし、本来の床面と、上げ底にした床面との空間を利用して、電源や電話ネットワークなどのケーブル配線を行なえるようにしたもの。以前は計算機ルームなど、オフィスでも一部の領域で採用されるだけだったが、パーソナルコンピューターを利用したネットワークが普及するにつれ、オフィスの全域にこのフリーアクセスフロアを採用するケースが増えている。

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世界大百科事典(旧版)内のフリーアクセスフロアの言及

【床】より

…たとえば,体育館や柔道場では,適度な弾力性が必要であるため,スプリングなどを入れた防振床が使われることがあり,放送スタジオでは,外の音が伝わるのをできるだけ防ぐために,浮き床といって,クッション材で浮かせた床にすることが多い。また,電算機室では,複雑な配線を床下に納められるように,フリーアクセスフロアと呼ばれる二重床がつくられることがある。先に述べた床の構成や仕上げは,現実の設計の場合には,このようなさまざまな機能や性能が十分に発揮できるよういろいろとくふうされるわけである。…

※「フリーアクセスフロア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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