フリーシー族(読み)フリーシーぞく(その他表記)Frisii; Friesen

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フリーシー族」の意味・わかりやすい解説

フリーシー族
フリーシーぞく
Frisii; Friesen

中世初期に北西ドイツ,北海沿岸,ライン河口地域に定住した西ゲルマンの部族名。ドイツ語ではフリーゼン族。8世紀にフランク民族の支配を受けキリスト教化されたフリーシー族は,治水などの必要から独特な自由農民共同体を発達させ,自治的性格が強かった。またハンザ同盟の勃興以前には海上での商業活動も盛んで,フリーシー族の定住地域 (フリースラント) の西部はやがてホラント伯領に吸収され,東部は 16世紀前半以降ネーデルラント,オルデンブルクなどに編入された。小説家 T.シュトルム,古代史家 T.モムゼン,法学者 R.イェーリングらのすぐれた文化人を生んでいる。

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