フレキソグラフ印刷(読み)フレキソグラフいんさつ(その他表記)flexography

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フレキソグラフ印刷」の意味・わかりやすい解説

フレキソグラフ印刷
フレキソグラフいんさつ
flexography

ゴム版などの弾力のある凸版を用い,アルコール系の蒸発乾燥型の液状インキを使用して行う印刷活版,線画凸版,網目凸版などを原版として熱硬化性樹脂雌型をとり,さらにゴムまたはプラスチック加熱,加圧して実用版をつくる場合と,直接ゴムを彫刻して印刷版をつくる場合とがある。包装紙プラスチックフィルム金属箔などの印刷に適し,段ボール,重袋の印刷にも適している。かつてインキの着色材としてアニリン系の染料を用いていたので,アニリン印刷ともいう。事務用フォーム類の印刷にも利用されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android