フレネ教育(読み)フレネキョウイク(英語表記)pedagogie Freinet

デジタル大辞泉 「フレネ教育」の意味・読み・例文・類語

フレネ‐きょういく〔‐ケウイク〕【フレネ教育】

フランスの教師セレスタン=フレネ提唱・実践した教育。フレネが1935年に南フランスに開いたフレネ学校を中心に広まった。異年齢子供を同一クラスで学ばせ、自由作文と学内印刷による自己表現を重視する。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フレネ教育」の意味・わかりやすい解説

フレネ教育
フレネきょういく
pedagogie Freinet

フランスの教育学者 C.フレネによって 1930年代に始められた公立学校の改革運動。学校主導型の伝統的な教育を批判し,(1) 生徒自身で学校運営を組織する学校協同組合,(2) 組合の決定した学校活動に基づき個々の子供が自主的に学習計画を立てる自主カリキュラム,(3) 子供の作文を教科書とする自由テキスト,(4) 用意された学習素材を自由に選んで学習する個別化学習,(5) 子供の自由な活動を保障することによって得られる自由な規律,などによって,学習活動だけでなく,学校生活全般を子供の興味・関心をもとに組織することを目指した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android