岩石学辞典 「フレーザー斑糲岩」の解説 フレーザー斑糲岩 動力的な変成作用を受けた変質した斑糲岩で,原岩の鉱物組成のみならず組織も影響を受けたものをいう.破砕されてレンズ状の塊が細粒化し再結晶した物質の層に挟まれ,捕獲された原岩は火成岩の性質を失っておらず,全体としてこの岩石は片岩にはなっていない[Teall : 1888, Flett : 1912].アラリン岩(allalinite)に対するものである. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報