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ふろふき(風呂吹) ふろふき

百科事典マイペディアの解説

ふろふき(風呂吹)【ふろふき】

ダイコンの代表的な料理法。厚い輪切りにしてコンブだしでやわらかく煮,ごまみそなどをかける。カブ,トウガンなどにも応用。風呂吹の名は,漆器を乾燥させる際にダイコンのゆで汁を風呂(乾燥室のこと)に吹きつけ,残りのダイコンを利用したことに始まるという。

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世界大百科事典 第2版の解説

ふろふき【ふろふき(風呂吹)】

ダイコンやカブをゆでてユズみそ,ゴマみそなどをかけて食べる料理。トウガンでつくることもある。〈ふろふき〉の名称は《和漢精進料理抄》(1697)あたりから見られるようになり,1708年(宝永5)大坂竹本座で初演された近松門左衛門の《傾城反魂香(けいせいはんごんこう)》には〈人参(にんじん)の風呂吹〉ということばがある。ふろふきの語源ははっきりしないが,空風呂(からぶろ)で浴客のあかをかく者を〈風呂吹〉といった。

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世界大百科事典内のふろふき(風呂吹)の言及

【カブ(蕪∥蕪菁)】より

…家庭でつくる小カブのぬかみそ漬や酢漬の味もすてがたい。煮びたしなどにするのもよいが,ゆでたての熱いものをユズみそなどで食べる〈ふろふき〉,すりおろして白身の魚などと蒸す〈かぶら蒸し〉などはまさに日本の美饌(びせん)といえよう。【鈴木 晋一】。…

【ダイコン(大根)】より

…そして,1785年(天明5)には,いわゆる〈百珍物〉流行の機運に乗じて,《大根一式料理秘密箱》《大根料理秘伝抄》というダイコン料理の専門書2種が刊行されるようになるが,この現象はおそらくダイコンの品種改良の進歩を反映したものだったに違いない。 ダイコンは,おろしなどにしての生食,おでんふろふきなどの煮食,汁の実,漬物と,きわめて利用範囲が広い。また,切干しにしたり,葉を干して干葉(ひば)として米飯の増量材にするなど,日本人の食生活を多面的にささえてきた食品であった。…

※「ふろふき(風呂吹)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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