現代外国人名録2016 「フー・ツォン」の解説
フー・ツォン
Fou Ts’ong
- 職業・肩書
- ピアニスト
- 国籍
- 中国
- 生年月日
- 1934年3月10日
- 出生地
- 上海
- 学歴
- ワルシャワ音楽院
- 受賞
- ブカレスト・ピアノコンクール第3位〔1953年〕,ショパン国際ピアノコンクール第3位(第5回)〔1955年〕
- 経歴
- 幼少の頃からイタリア人のピアニスト、指揮者だったマリオ・パーチに師事したが、パーチの死去と中国の内戦で音楽の教育は中断、その後は独学を続けた。その後、数々のコンクールで入賞。奨学金を得て、ワルシャワ音楽院に留学しジェヴィエツキに師事、首席で卒業。1955年ショパン・コンクール第3位、マズルカ賞も受賞。’58年英国に移住、’59年ロンドンでデビュー。以後、ロンドンを本拠地として世界各地で演奏活動を続け、ショパンとモーツァルトの解釈、演奏の本格的スペシャリストとして名声を定着させた。’79年には20年ぶりに中国に帰国。’89年10月に6度目の来日を果たした。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報