最新 地学事典 の解説
ブリューワー・ドブソンじゅんかん
ブリューワー・ドブソン循環
Brewer Dobson circulation
赤道付近の対流圏界面を突き抜けた上昇気流が成層圏で南北両極に向かってゆっくりと流れ,極域で下降流となる成層圏子午面循環のことで,アラン・ブリューワーとゴードン・ドブソンによって提唱された。この循環により成層圏の空気は赤道付近で対流圏から供給され,極域で対流圏に戻る。赤道付近で生成されたオゾンを高緯度に輸送する役割を担っている。その上層の中間圏では,夏極で上昇流,中間圏界面付近で夏極から冬極に向かい,冬極で下降流となる中層大気の大循環が見られる。対流圏から鉛直伝播する重力波の砕波が駆動力となっている。
執筆者:田中 博
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

