砕波(読み)くだけなみ(英語表記)breaker

翻訳|breaker

世界大百科事典 第2版の解説

さいは【砕波 breaker】

〈砕け波〉ともいう。水の波は,振幅(または波高)が増して波長に対する波高の比がある値を超えると,流体力学的に不安定な状態となり形が砕ける。この現象を砕波という。砕波の際には水に巻き込まれた空気が無数の気泡となって白く泡立って見えるのがふつうである。波浪の砕波には白波と磯波(いそなみ)の二つの型がある。白波は水深が十分大きいとき,風浪が発達して波高が限界値に達すると,波の峰の付近が白く泡立って砕けるもので,風速がだいたい6m/sになると発生し,風速の増加につれて発生頻度が増すので,洋上では白波の立ちぐあいからおよその風速を知ることができる。

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世界大百科事典内の砕波の言及

【タイヤ】より

…サイドウォールside wallはタイヤの両側面の部分で,カーカスを保護する役目をしている。ブレーカーbreakerは目のあらいコード層からなり,トレッドの局部的な変形や衝撃を吸収,分散している。ビードワイヤbead wireはタイヤをリムに固定するためのもので,スチールワイヤをよってリング状に成形してある。…

【ブレーカー】より

…ふた付き陶磁製容器の中にヒューズを納めた安全器に代わって,屋内分岐線を保護するために使われる配線用遮断器の一種を,ノーヒューズブレーカー,あるいは安全ブレーカーと呼び,これを略称してブレーカーという(表1)。また引込口に近いところに設置される開閉器で,電力会社と需要家との間の電力供給上の契約条件(アンペア契約)を実行する目的で,負荷電流が規定の値を超えたとき自動遮断する電流制限器も安全ブレーカー,あるいは単にブレーカーと呼ばれている。…

【磯波】より

…風浪やうねりなどが岸に近づくと変形してついには砕ける。このような砕波(さいは)は水深が浅くなることによって波の形が流体力学的に不安定になることから生じるもので,この状態にある波浪を磯波という。これに対し,風浪が発達して波形がけわしくなり,不安定になって砕ける状態は白波(しらなみ)という。…

※「砕波」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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