日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブルトノー」の意味・わかりやすい解説 ブルトノーぶるとのーPierre Bretonneau(1778―1862) フランスの医学者。サン・ジョルジュ・シュル・シェール生まれ。パリのエコール・ド・サンテで医学を学び(1795~1801)、公衆衛生官を務め、1815年トゥール病院長となった。多くの病理解剖を行って腸チフスの症状を特定し(1819)、また発疹(はっしん)チフスを腸チフスから識別した。1825年には、自ら発明した気管カニューレを使ってクループ症患者の気管切開手術を初めて行った。[藤野恒三郎][参照項目] | クループ症候群 | 腸チフス | 発疹チフス 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例