日本大百科全書(ニッポニカ) 「チフス」の意味・わかりやすい解説 チフスちふすTyphus ドイツ語 俗にチブスともいい、日本では腸チフスのことをさし、窒扶斯と書かれたこともある。英語ではタイファスと発音し、発疹(はっしん)チフスをさし、腸チフスはタイフォイドtyphoidとよばれる。語源は「ぼんやりした」という意味のギリシア語typhosに由来し、高熱によって患者の精神状態がぼんやりしているということから臨床的に命名されたものであり、当初は腸チフスも発疹チフスも含まれていた。[柳下徳雄][参照項目] | 腸チフス | 発疹チフス 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例