ブルー・ジョン(その他表記)blue john

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブルー・ジョン」の意味・わかりやすい解説

ブルー・ジョン
blue john

イギリスダービーシャーのトリーククリーフに産出した美しい縞模様のある蛍石結晶の集合体から成る飾り石。古くローマ時代から,研磨して壺,花瓶などにした。トリーククリーフ鉱床は石灰岩鉛鉱床で,蛍石は魚卵状の組織をもつ石灰岩層中に塊状や鉱脈状をなして産出する。蛍石の結晶は微細で,成長の過程炭水化物を含んだ液の濃度の変化で色の異なる縞模様ができたといわれる。現在は産出しない。ダービーシャー・スパーともいう。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む