…《古今著聞集》の伝える平安期の菊合せや前栽(せんざい)合せなどのようすは,庭前においてこれを縁から観賞したもので,ことにこの花を寄せ植えにしたような前栽は,後世の草体(そうたい)のいけばなの源流と見ることもできる。鎌倉期になると室内において挿した花が観賞された記録も多くなり,藤原定家の《明月記》などには花瓶に種々の花を立てて,花合せを行ったことが記されており,また室町初期1380年(康暦2)の《迎陽記》には当時舶載された珍しい器に花が立てられ,花合せの行われたようすが伝えられている。この花合せは仏教的行事としての七夕法楽(しつせきほうらく)として行われたことが多い。…
…仏前の供養具である花瓶,燭台,香炉の三つ道具を総称していう。しかし,室町時代には供養具の性格から離れ,鑑賞具として扱う考えが生まれる。…
※「花瓶」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...