改訂新版 世界大百科事典 「プシュカラ湖」の意味・わかりやすい解説 プシュカラ[湖]Puṣkara インド,ラージャスターン州アジュメール市の北方36kmにある湖。ポーカルPokharとも呼ばれる。プシュカラは〈青蓮華〉のことで,ヒンドゥー教徒はこの地を創造神ブラフマー(梵天)の聖地としている。ブラフマー神はかつて蓮華を手にしてこの地を訪れ,そこで神々を破滅させようと苦行をしていた悪魔バジュラナーバを発見した。するとその時ブラフマーの手から突然蓮華が落ち,その大音響と震動のため悪魔が死んだので,以後その地をプシュカラと呼ぶようになったという。執筆者:田中 於莵弥 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by