プジャンガ(その他表記)pujangga

改訂新版 世界大百科事典 「プジャンガ」の意味・わかりやすい解説

プジャンガ
pujangga

インドネシア,ジャワの伝統的諸王国における宮廷詩人で,王権の秘義を伝えた。マジャパイト王国時代に長編叙事詩《ナーガラクルターガマ》を編んだプラパンチャ,マタラム歴代の王に仕えたヨソディプロ1世,2世,ロンゴワルシトなどが代表的とされる。プジャンガはその韻文詩によって王の事績をたたえ,王国の年代記を編むことによって王と王国の正統性を保証するとともに,秘義としてある伝統的知恵の体現者であった。しかし,19世紀に4王侯家に分裂したマタラム王国のオランダに対する無力が明らかとなり,またオランダ・ジャワ学によって古ジャワの言語,文学,芸術が征服されるなかで,ロンゴワルシトを最後としてその系譜は絶えた。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 白石

1 多数の語を集録し、一定の順序に配列して一つの集合体として、個々の語の意味・用法、またはその示す内容について記したもの。語のほかに接辞や連語・諺なども収める。また、語の表記単位である文字、特に漢字を...

辞書の用語解説を読む