プライス・ライン(その他表記)price line

流通用語辞典 「プライス・ライン」の解説

プライス・ライン【price line】

設定したプライスゾーン範囲に展開する価格。プライス・ゾーンは5000円〜9000円といった価格帯(ゾーン)をいうのに対し、プライス・ラインは、5500円とか、6800円とか、8000円と価格そのものをいう。プライス・ラインは各プライス・ゾーンの中に設定され、それぞれに販売の主力になる商品に主力プライス(PP;プライス・ポイント)を設定し、消費者がもっとも買いやすい価格を設定する。主力プライス・ラインの高低に補助プライス・ラインを設定し、主力プライス・ラインに満足しない消費者の需要を吸引する役割を果たすことになる。ゾーンの中であまりにも多くプライス・ラインを設定すると消費者は逆に混乱するのでプライス・ライン設定は注意が必要。

出典 (株)ジェリコ・コンサルティング流通用語辞典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android