プラシノ藻類(読み)プラシノそうるい(その他表記)Prasinophyceae

改訂新版 世界大百科事典 「プラシノ藻類」の意味・わかりやすい解説

プラシノ藻類 (プラシノそうるい)
Prasinophyceae

クリステンセンT.Christensenが1962年に緑藻綱から分離して創設した植物分類系の1綱。光合成色素にクロロフィルaとクロロフィルbをもち,デンプンを貯蔵する点は緑藻類に似るが,光合成の主要な初期産物がマンニットであること,細胞壁の主要構成物質がセルロースでなく,加水分解によりガラクトースウロン酸を生成する物質であること,鞭毛の表面に鱗片や小毛をもつことなどがおもな差異点である。生殖は遊走子による無性生殖のみが知られる。遊走子は前端が噴火口状にへこみ,その底部から等長の鞭毛を出すものが多い。この形質はクリステンセンが綱を創設する際に特徴として用いたが,後に側方から鞭毛を出すものも知られた。代表的な属にTetraselmis(=PlatymonasPrasinocladusを含む),PyramimonasHalosphaeraなどがある。多くは海産であるが,淡水産のものもある。
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