プラシノ藻類(読み)プラシノそうるい(その他表記)Prasinophyceae

改訂新版 世界大百科事典 「プラシノ藻類」の意味・わかりやすい解説

プラシノ藻類 (プラシノそうるい)
Prasinophyceae

クリステンセンT.Christensenが1962年に緑藻綱から分離して創設した植物分類系の1綱。光合成色素にクロロフィルaとクロロフィルbをもち,デンプンを貯蔵する点は緑藻類に似るが,光合成の主要な初期産物がマンニットであること,細胞壁の主要構成物質がセルロースでなく,加水分解によりガラクトースウロン酸を生成する物質であること,鞭毛の表面に鱗片や小毛をもつことなどがおもな差異点である。生殖は遊走子による無性生殖のみが知られる。遊走子は前端が噴火口状にへこみ,その底部から等長の鞭毛を出すものが多い。この形質はクリステンセンが綱を創設する際に特徴として用いたが,後に側方から鞭毛を出すものも知られた。代表的な属にTetraselmis(=PlatymonasPrasinocladusを含む),PyramimonasHalosphaeraなどがある。多くは海産であるが,淡水産のものもある。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 千原

半夏ともいう。七十二候の一つで,本来は夏至後 10日目から小暑の前日までをいったが,現行暦では太陽の黄経が 100°に達する日 (7月1日か2日) を半夏生とし,雑節の一つとして記載している。この頃半...

半夏生の用語解説を読む