日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 プラチュアップ・キリ・カンぷらちゅあっぷきりかんPrachuap Khiri Khan タイ中南部、プラチュアップ・キリ・カン県の県都。バンコクの南西約240キロメートル、マレー半島東岸のミャンマー(ビルマ)との国境である急峻(きゅうしゅん)な山脈がタイランド湾に迫る狭い地域に位置する。人口2万6926、同名の県の人口は44万9467(2000)。低平地では米作が行われるが、丘陵地、山地は畑地に利用される。漁業も盛んで、沿海で真珠が採取される。山林ではゾウ狩りも行われた。北方90キロメートルのホアヒンとともに保養地として有名である。[友杉 孝] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例