プリムリン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プリムリン」の意味・わかりやすい解説

プリムリン

(1) primuline  C21H14N3NaO3S3直接染料一種で,木綿を黄色に染めるのに用いられた。p-トルイジンと硫黄から合成される。市販されているこの名の染料単一物ではない。日光に弱いので現在はあまり用いられない。歴史的意味をもつイングレイン染料。 (2) primulin サクラソウの一種チュウカザクラの花から抽出されたフラボンの一種。紫紅色結晶で水に溶けピンクを呈する。アルカリやアルコール溶液では青色を示す。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む