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直接染料 ちょくせつせんりょう direct dyes

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

直接染料
ちょくせつせんりょう
direct dyes

媒染剤を使わないで直接染めることのできる染料。大部分がアゾ基をもち,木綿などの繊維素系繊維用には芒硝,食塩などの中性塩を含む染色液,絹,羊毛などの蛋白質繊維用には酢酸のような弱酸を含む染色液がある。

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デジタル大辞泉の解説

ちょくせつ‐せんりょう〔‐センレウ〕【直接染料】

木綿・麻・人絹などを、媒染を必要としないで直接染めることのできる水溶性の染料。染色法が簡単なので多く用いられるが、日光および洗濯に弱い。アゾ染料など。

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百科事典マイペディアの解説

直接染料【ちょくせつせんりょう】

媒染剤を必要とせず,直接染着する水溶性染料。コンゴーレッドをはじめ,その多くはアゾ基−N=N−を分子内にもつアゾ染料で,木綿などの染色に使われてきた。染め方は簡単であるが,一般に日光や洗濯に弱く,色も不鮮明
→関連項目染料

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栄養・生化学辞典の解説

直接染料

 媒染を用いることなく,直接染色する染料.

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世界大百科事典 第2版の解説

ちょくせつせんりょう【直接染料 direct dye】

水に可溶性セルロース繊維媒染剤を必要とせず直接に染着するアニオン性の染料。歴史は古く1884年にベッティガーP.Böttigerによってつくられたコンゴーレッド以来数多くの直接染料が出現したが,そのなかでもダイレクトディープブラックは著名である。化学構造からみるとアゾ,スチルベン,チアゾールジオキサジンフタロシアニンなどに分けられるが,大部分がアゾ染料でジスアゾ,トリスアゾ染料が多い。アゾ基をもたないジオキサジンおよびフタロシアニン染料は耐光堅牢性の高級染料である。

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大辞林 第三版の解説

ちょくせつせんりょう【直接染料】

媒染剤を必要とせず直接に繊維に染着する染料。主に木綿・レーヨンなどに用い、アゾ染料が多い。染色法は簡単であるが、堅牢度や耐光性が低いものが多い。 ↔ 間接染料

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

直接染料
ちょくせつせんりょう
direct cotton dyes

木綿やレーヨンなどのセルロース繊維を媒染や下浸(したづ)けなどの前処理をせずに、中性または弱アルカリ性水溶液中で直接に染色できる染料。直接木綿染料ともいう。歴史的には、1884年ドイツのベッティガーPaul Bttigerによるコンゴーレッドの発見以来、数多くの染料が開発され、現在では合成染料の主要な地位を占めている。分子会合性が強く、コロイドになるものが多い。性能、用途面から次の3種に大別されている。
(1)一般直接染料 歴史的に古い染料が多い。日光や洗濯に対する堅牢(けんろう)度が低いので、木綿やレーヨンよりはパルプ、絹、皮、雑貨などの着色に多く用いられている。
(2)高級直接染料(シリアス系直接染料) 耐光性や洗濯堅牢度を向上させるために、化学構造にくふうを加えた染料。レーヨン、キュプラパルプのほかにも、ポリエステル・レーヨン、ポリエステル・綿など混紡のセルロース繊維側の染色に用いられている。
(3)後処理直接染料 銅後処理などで堅牢度の向上がある染料で、銅イオンと錯塩を形成しうる構造をもっている。
 直接染料はベンジジン、ジトリジン、ジアニシジンからのアゾ染料が主体である。ただし、ベンジジンは発癌(はつがん)性が明らかになった1970年代以降は生産されていない。これらのアゾ染料のほかに、フタロシアニンなどをスルホン化して水溶性にしたものも高級直接染料として用いられている。[飛田満彦]

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世界大百科事典内の直接染料の言及

【染料】より

…このようにして共役系が長くなるほど,また置換基などの影響でπ電子系の電荷のかたよりが大きくなるほど,染料の吸収スペクトルは長波長となり,観察される色は深くなる。
[化学構造と性質]
 染色性を基として染料を分類すると,直接染料,酸性染料,塩基性染料,酸性媒染染料,金属錯塩染料,硫化染料,建染染料,硫化建染染料,アゾイック染料,分散染料,反応染料,酸化染料,油溶染料および蛍光増白剤などが挙げられる。しかしながら近年の染料部属の需要は大きく変化し,ほとんど使われなくなったもの,非常に使用量が増加したものなどさまざまである。…

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