すべて 

プロダクト・サイクル論(読み)プロダクト・サイクルろん(その他表記)product cycle

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プロダクト・サイクル論」の意味・わかりやすい解説

プロダクト・サイクル論
プロダクト・サイクルろん
product cycle

アメリカの R.バーノンらによって主張された産業発展過程を説明するための一理論。産業発展を次の3段階に分けて論じる。 (1) 新産業の導入期 国内市場に密着した生産が行われる。 (2) 成長期 国内市場の拡大とともに輸出が開始される。 (3) 成熟期 外国市場でのシェアとより低廉な労働力を求めて海外直接投資に基づく現地生産が開始され,当該商品が現地から輸入される。バーノンはこの理論によって,アメリカ系多国籍企業の海外直接投資行動を解明しようとした。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

すべて 

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む