ヘプルホワイト(その他表記)George Hepplewhite

改訂新版 世界大百科事典 「ヘプルホワイト」の意味・わかりやすい解説

ヘプルホワイト
George Hepplewhite
生没年:?-1786

イギリスの家具師,デザイナー経歴は明らかでないが,ランカスターの家具師ギローRobert Gillowの商会徒弟として入り,1760年ころまでにロンドンに出て店を構えたことが知られる。彼のものと認められる作品は残っていないが,ヘプルホワイトの名は,彼の死後2年を経て未亡人によって出版された彼のデザイン集《家具製造業者・家具商便覧The Cabinetmaker and Upholsterer's Guide》によって有名となった。そのなかで,1780年代に流行したすべてのタイプの家具300点が掲載され,アダムの優雅なネオ・クラシック様式の応用と,市民の実用的要求とを融合した簡潔で機能的な家具様式が展開された。なかでも彼のデザインによる椅子の背もたれに盾の形をとり入れたシールド・バック・チェアshield back chairが有名。彼の本は業務用カタログとして地方の家具師や貴族のほか,ヨーロッパ大陸にまで影響を与えるとともに,その名を知らせる結果となった。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

初冠,加冠,烏帽子着ともいう。男子が成人し,髪形,服装を改め,初めて冠をつける儀式。元服の時期は一定しなかったが,11歳から 17歳の間に行われた。儀式は時代,身分などによって異なり,平安時代には髪を...

元服の用語解説を読む