最新 地学事典 「ヘリンボーン構造」の解説
ヘリンボーンこうぞう
ヘリンボーン構造
herringbone structure(cross-bedding)
ほぼ正反対に傾斜する斜交層理のセットが重なったもの。杉綾模様構造,シェブロン斜交層理,zigzag斜交層理とも。一断面では傾斜方向が不正確なので,三次元的露頭で確認すべきである。この構造は2方向の流れで形成されたことを示し,しばしば潮汐流により形成される。この構造は潮汐流の影響下で形成されたことのみを示すことに注意が必要。潮汐流の影響を受ける堆積環境は,潮汐底地から水深100m以上の海底までの広範囲にわたり,必ずしも一義的に特定の堆積環境を指示するわけではない。
執筆者:牧野 泰彦
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

