デジタル大辞泉
                            「セット」の意味・読み・例文・類語
                    
                
		
    
        
    出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
	
    
  
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                    セット
        
              
                        - 〘 名詞 〙 ( [英語] set )
 - ① 道具・家具などで組み合わせになっている物の一揃(そろい)。一組。一対。
- [初出の実例]「幹ちゃんがニッケルのお盆へ紅茶のセットを載せて」(出典:アパアトの女たちと僕と(1928)〈龍胆寺雄〉九)
 
 - ② テニスやバレーボールなどで、試合の一区切り。バレーボールは三セット、卓球は二セットという具合に、ある定まったセットを先取した側がその試合の勝者になる。〔モダン用語辞典(1930)〕
 - ③ 演劇や映画・テレビ作品などに用いられる、部屋・家・街路などを模して作られた装置。
- [初出の実例]「夜になるとあのセットめく界隈をつつむ霧にまぎれてやってくるのか」(出典:星を造る人(1922)〈稲垣足穂〉)
 
 - ④ ラジオ・テレビの受信機。また、音楽の再生装置。
- [初出の実例]「この受信器(セット)はこれで幾らぐらゐするんです」(出典:放浪時代(1928)〈龍胆寺雄〉一)
 
 - ⑤ ( ━する ) 道具・機械などを組み立てること。あるいは食卓を用意すること。
- [初出の実例]「むろん、冬眠箱にセットされた当時の年齢です」(出典:鉛の卵(1957)〈安部公房〉五)
 
 - ⑥ ( ━する ) 髪の形を整えること。
- [初出の実例]「ツル子は、神経質らしく、セットした髪は一本の毛も乱してはゐない」(出典:爬虫類(1950)〈丹羽文雄〉)
 
 
セットの補助注記
③の映画用語としては、大正九年(一九二〇)に松竹キネマ合名社の撮影技師として招聘されたヘンリー小谷が日本に持ちこみ、以後広く使われるようになった。それ以前は「舞台」と言っていた。
                                                          
     
    
        
    出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
	
    
  
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                    セット
set
        
              
                        心理学用語。構えともいう。人ないし生体に対して,ある特定の刺激対象ないしは事象を選択的に感受するようにさせる条件,またはある特定の活動ないし反応を引起すようにさせる条件のこと。厳密にはそのときの実験条件や実験者の教示などによってつくられるような,一時的かつ反復可能な条件をさし,ある期間にわたり継続するような個体のもつ行動傾向,習慣,態度などのような持続的条件からは区別される。ただしこのような一時的条件も持続的なものとなりうるため,必ずしもこの区別が常になされるとはかぎらない。この意味でレディネス,決定傾向,期待,態度などとほぼ同義に用いられることもありうる。
                                                          
     
            
		
                      
                    セット
Sète
              
                        1827年までは Cetteと綴った。フランス南部,エロー県の地中海とトー湖 (潟) の間の砂州上に位置する商港都市。付近には運河網が発達し,セット港はミディ運河によってガロンヌ川,セット運河によってローヌ川と結ばれている。第2次世界大戦後再建された港は石油やワインのタンカー,鉱石運搬船,一般貨物船を受入れ,また漁港としても重要。近郊にボーキサイト鉱山がある。近くのフロンティニャンの石油精製工場とパイプラインで結ばれて,化学工業が活発であるほか,保養地としても有名。ここで生れた詩人 P.バレリーを記念する博物館がある。人口4万 1916 (1990) 。
                                                          
     
    
        
    出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
	
    
  
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                    セット
        
              
                        映画やテレビの撮影用に作られた建物などの舞台装置。ステージセットはステージ内に,オープンセットは撮影所内などの空地に,ロケーションセットはロケ地に建てられる。ミニチュアセットは特殊撮影用模型セット,モデルセットは撮影打合せ用模型セットのこと。
                                                          
     
    
        
    出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
	
    
  
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                    セット
        
              
                        浸食面または非堆積の面で境され,性質の突然な変化を示す整合的なcross-strataまたはcross-laminationのグループ[McKee & Weir : 1953, Allen : 1963].
                                                          
     
    
        
    出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報
	
    
  
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                    せっと 【セット Set】
        
              
                        1本1本ではなく、まとまってやって来る波、うねりのこと。普通サイズのある波はある一定間隔で何本かまとまって来る場合の事。
                                                          
     
    
        
    出典 (株)デジサーフ、(株)セキノレーシングスポーツサーフィン用語集について 情報
	
    
  
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		世界大百科事典(旧版)内のセットの言及
    		
      【映画】より
        
          
      …このころに活動写真から映画に総称用語が移り変わっていったことがわかる。《活動写真劇の創作と撮影法》(1917)を書いた帰山教正が,〈活動写真劇〉(舞台脚本,女形,セット撮影)1本分の製作費で,〈映画劇〉(オリジナルシナリオ,女優,出張撮影(ロケーション))2本作れると宣言し,続いて実際に《生の輝き》《深山の乙女》(ともに1918)を作ってこれを〈純映画劇〉と称したのもこの時期であった。日本活動写真株式会社(日活),天然色活動写真株式会社(天活)などといった映画会社に対して,牧野教育映画制作所といった社名が生まれたのもこの時期(1921)である。…
      
     
    		
      【大道具】より
          
      …歌舞伎から出た語であるが,現代では一般の演劇から映画・テレビなどの用語にもなっている。ただし,一般演劇では〈舞台装置〉,映画・テレビなどでは〈セット〉という語の同義語として使われるが,歌舞伎本来の大道具とはもっと範囲が広く,〈引幕〉〈[回り舞台]〉〈セリ〉など劇場常備の舞台機構も含まれ,道具の作製と飾りつけや機構の操作を受けもつ職業を〈大道具師〉〈大道具方〉または〈道具方〉と呼んでいる。 初期の歌舞伎は能舞台をそのまま模したような舞台で,演目も単純な一幕物ばかりだったから,大道具も簡単であったが,脚本が進歩して多幕物が発達し,演出も複雑になるにともなって,それまで舞台装置に類するものを担当していた大工職が独立し,専門の大道具師が生まれた。…
      
     
    		
      【タータン】より
          
      …現在にも伝わる[キルト]が17世紀にあらわれるまでは,人々はこのタータンを体に巻きつけたベルテッド・プラドbelted plaidと呼ばれるいでたちをしていた。タータンの柄はセットsettと呼ばれ,古くは草木染による2~3色の単純なチェックで,地方ごとに決まったタータン(ディストリクト・タータンdistrict tartan)があった。10世紀から11世紀にかけてのマルコム1世,2世の時代にスコットランド特有のクラン(氏族)制度が確立すると,それぞれのクラン・タータンが生まれた。…
      
     
         ※「セット」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 
        
    出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
	
    
  
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