ヘロンの蒸気タービン(読み)ヘロンのじょうきタービン(その他表記)steam turbine of Hērōn

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヘロンの蒸気タービン」の意味・わかりやすい解説

ヘロンの蒸気タービン
ヘロンのじょうきタービン
steam turbine of Hērōn

1世紀頃,アレクサンドリアの多彩な発明家ヘロンの『大気学』のなかに紹介されている原始的な反動タービン。これは中空の球を左右からピボット軸受を兼ねたパイプで支えたもので,蒸気はこのパイプを通って球の中に送られ,球につけられた2つのパイプから互いに反対方向で接線方向に噴出し,その反動力で球を回転させるもので,宮殿の扉の開閉に用いられたと伝えられている。これは,蒸気を動力として用いた歴史上最初の試みとみなされている。

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