20世紀西洋人名事典 「ヘンリー・C.ロッジ」の解説
ヘンリー・C. ロッジ
Henry Cabot Lodge
1850.(1902.説あり) - 1924
米国の政治家,法律家,文筆家。
元・連邦上院議員。
ボストン生まれ。
1873〜76年「北アメリカ評論」誌を編集、マサチューセッツ州議会議員、連邦下院議員、同上院議員を歴任。保護関税の主張、銀貨自由鋳造、上院議員の直接選挙、婦人参政権などに反対する一方で帝国主義的海外膨脹を推進、フィリピン領有に賛成、パナマ運河建設を企図するT.ルーズベルトの策動を支持した。また、ウィルソン大統領に対抗し、上院外交委員長としてベルサイユ条約と国際連盟加盟に反対するなど主に外交分野で活躍した。共和党保守派指導者として重要な役割を果たす。母校で歴史学を講義した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報