ソルトン(読み)そるとん(英語表記)Salton, Gerard

図書館情報学用語辞典 第5版 「ソルトン」の解説

ソルトン

1927-1995.ドイツのニュールンベルク生まれ.ベクトル空間モデルの開発などで多大な足跡を残した情報検索の研究者.1947年米国移住,ブルックリンカレッジ,ハーバード大学で学ぶ.ハーバード大学助教授を経て1965年にコーネル大学に移り,以降30年間同大学で教鞭をとる.彼を中心とするグループが1960年代に開発したSMARTシステムは最初の本格的な自動索引・検索システムであった.また,この研究からベクトル空間モデルなどの理論が生まれ,体系化された.そのほかにも検索結果の評価や自然言語処理技法の応用など,情報検索に関連して幅広い業績を残した.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android