ベスイ(読み)べすい(その他表記)Весы/Vesï

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ベスイ」の意味・わかりやすい解説

ベスイ
べすい
Весы/Vesï

ロシア・シンボリズムの月刊文芸機関誌。「天秤(てんびん)座」の意。1904~09年、モスクワのスコルピオン出版社からポリャコフの編集で刊行されたが、実質的な創刊者・指導者はブリューソフであった。バリモントベールイブロークボローディンギッピウスイワーノフメレジコフスキーミンスキーローザノフ、ソログープらが寄稿し、文学・芸術の政治・社会からの自立という審美的立場を主張し、海外の文学、芸術の動向を事細かに紹介した。表紙にカラーを用い、内外の画家のデザインで飾り、良質の紙に印刷されている。

[中本信幸]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む