ベッセル点(読み)ベッセルてん(その他表記)Bessel point

改訂新版 世界大百科事典 「ベッセル点」の意味・わかりやすい解説

ベッセル点 (ベッセルてん)
Bessel point

直尺など細長い形状のものの寸法を正確に測定する場合,支持する位置によって変形し寸法誤差が生ずる。H型あるいはX型断面形状で,中立面目盛が施された標準尺では,全長測定誤差最小にする支持点をベッセル点という。図に示すように,全長をL両端から支持する点までの長さをaとすればベッセル点はa=0.2203Lである。
執筆者:


出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android