改訂新版 世界大百科事典 「ベッセル点」の意味・わかりやすい解説
ベッセル点 (ベッセルてん)
Bessel point
直尺など細長い形状のものの寸法を正確に測定する場合,支持する位置によって変形し寸法誤差が生ずる。H型あるいはX型断面形状で,中立面に目盛が施された標準尺では,全長の測定誤差を最小にする支持点をベッセル点という。図に示すように,全長をL,両端から支持する点までの長さをaとすればベッセル点はa=0.2203Lである。
執筆者:横山 豊
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報