ベニト石(読み)ベニトせき

最新 地学事典 「ベニト石」の解説

ベニトせき
ベニト石

benitoite

化学組成BaTiSi3 O9鉱物。六方晶系,空間群,格子定数a0.6641nm, c0.9758, 単位格子中2分子含む。錐状ないし板状結晶で,三角形に近い外観。ふつう青色,ほか紫~ピンク~白~無色,透明~半透明,ガラス光沢。劈開{1011}に不明瞭。硬度6~6.5, 比重3.68。薄片では無~淡青色,屈折率ω1.757, ε1.804, 一軸性正。短波長の紫外線で青白色の蛍光を発する。TiをZrで置換したものがバジライト(bazirite),Snで置換したものがパブスタイトで同構造。主に米国カリフォルニア州San Benito川上流の蛇紋岩中に脈として,ソーダ沸石・海王石・ホアキン石などに伴って産する。日本では新潟県糸魚川市青海おうみ町の曹長岩中にストロンチウム直方ホアキン石(奴奈川石)などとともに少量産出。名称は原産地に由来。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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