ベニヤマタケ(読み)ベニヤマタケ(英語表記)Hygrocybe coccinea

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベニヤマタケ」の意味・わかりやすい解説

ベニヤマタケ(紅山茸)
ベニヤマタケ
Hygrocybe coccinea

担子菌類マツタケ目アカヤマタケ科。春秋の頃,林下の地上または牧草ササの間に群生する。傘は径2~5cm,初め鈍頭円錐形であるが,のちに平らに開き,縁はくずれやすくなる。血紅色で美しいが退色すると黄赤色となる。ひだは広く橙黄色。柄は高さ 2.5~6cm,中空でしばしば押しつぶされた形になり,なめらかで傘と同色。胞子紋は白色。食べられる。北海道,本州,九州に産し,北アメリカ,ヨーロッパオーストラリアにも分布する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android