ベルタルベ(読み)べるたるべ

日本歴史地名大系 「ベルタルベ」の解説

ベルタルベ
べるたるべ

アイヌ語に由来する地名。コタン名のほか山名・岬名としても記録されている。エトロフ島の南西端に位置し、当地一帯は近代に入り丹根萌(たんねもえ)村に包含された。仮名表記は「ベルタルベ」(東蝦夷地場所大概書)のほか「ヘレタルベ」(蝦夷拾遺・風俗人情之沙汰)、「ヘレタルヘ」(蝦夷巡覧筆記)、「ベレタルヘ」(木村「蝦夷日記」)、「ヘロタロベ」「ベロタロベ」(「蝦夷日誌」三編)、「ヘロタルベ」(行程記)がある。「風俗人情之沙汰」に「西南の海辺に峩々たる峻山あり、其下にイトヒヤ、ヘレタルベといふ処あり。此二ケ処はクナシリ嶋へ渡海する時、夷舟ども日和まちして天気を候ひ居る処なり」とあり、「クナジリより渡るに此所えも著すことあり」(蝦夷拾遺)、「此処クナシリ嶋モヱモトヨリ舟路三リ川有リ」(蝦夷巡覧筆記)、「ベレタルヘ着、二舟ハ岩サキ切岸ノ間ヲ漕く」(木村「蝦夷日記」寛政一〇年七月二七日条)などと記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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