ベルテスセッレス遺跡(読み)ベルテスセッレスいせき(その他表記)Verteszöllös

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベルテスセッレス遺跡」の意味・わかりやすい解説

ベルテスセッレス遺跡
ベルテスセッレスいせき
Verteszöllös

ハンガリーの首都ブダペストの北西約 50kmにある前期旧石器時代遺跡礫器剥片石器が出土している。地質年代動物化石からミンデル氷期に比定されている。このことからアフリカのオルドバイ文化との関係が密接であることが説かれている。この遺跡からは化石人骨も発見されており,ホモ・パレオフングリクスと名づけられて,直立原人に属する。直立原人としては脳容量が大きいこと,同時期にヨーロッパにあった握斧系のアブビル文化との関係などについては研究者間に異論があるが,ヨーロッパにおける最古の遺跡の1つである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む