ベルテスセッレス遺跡(読み)ベルテスセッレスいせき(その他表記)Verteszöllös

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベルテスセッレス遺跡」の意味・わかりやすい解説

ベルテスセッレス遺跡
ベルテスセッレスいせき
Verteszöllös

ハンガリーの首都ブダペストの北西約 50kmにある前期旧石器時代遺跡礫器剥片石器が出土している。地質年代動物化石からミンデル氷期に比定されている。このことからアフリカのオルドバイ文化との関係が密接であることが説かれている。この遺跡からは化石人骨も発見されており,ホモ・パレオフングリクスと名づけられて,直立原人に属する。直立原人としては脳容量が大きいこと,同時期にヨーロッパにあった握斧系のアブビル文化との関係などについては研究者間に異論があるが,ヨーロッパにおける最古の遺跡の1つである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む