20世紀日本人名事典 「ベーカーフレイン」の解説
ベーカー フレイン
Baker Frayne
07の軍人 元・GHQ渉外局長。
- 国籍
- アメリカ
- 生年
- 1891年8月26日
- 没年
- 1968年8月3日
- 出生地
- ノースダコタ州ビスマーク
- 学歴〔年〕
- スミスアカデミー卒,米国陸軍大学〔’23年〕卒,ポートレーベンワース陸軍指揮幕僚学校卒
- 経歴
- 不動産会社に勤めた後、家業のミズーリ航運会社の経営に携わる。第1次大戦中フランス戦線に従軍、戦後陸軍大学に入り、のち予備役少佐。第2次大戦で1941年軍役復帰、第32師団付となってオーストラリア・太平洋戦線に赴き、’42年極東米軍司令部G-3部長、准将。日本降伏後’46年GHQ(連合国軍最高司令部)渉外局長、’48年2月局長を退き、経済科学局長マーカット少将の顧問となる。’51年退官。GHQ在任中は民間情報教育局(CIE)のインボーデン新聞課長と協力、第2次読売争議に介入し、同社員鈴木東民以下6人の解雇に手を貸した。反共主義者として知られ、マッカーサーの信任が厚かった。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報