ベースラップ

最新 地学事典 「ベースラップ」の解説

ベースラップ

baselap

震探記録断面において,上位の反射波列が下位の反射波列に突き当たり,そこで終わっている状態の反射波列端。上位の地層が下位層に対して薄化尖滅することに対応しており,この地質現象を指すこともある。オンラップダウンラップに分類される。P.R.Vail et al.(1977)は,反射波列の初生的な傾斜に注目し,「傾斜する下位の反射波列に水平な上位の反射波列が突き当たるベースラップ」をオンラップ,その反対の関係をダウンラップと定義した。しかし,構造的変形を強く受けた堆積盆地や,堆積過程が構造地形に規制されている堆積盆地では,初生的傾斜に基づく区別は難しい場合がある。成因論的には,陸方向へ向かって反射波列が消滅するタイプのベースラップをオンラップ,沖方向へ向かって反射波列が消滅するベースラップをダウンラップと考えてよい。堆積地質学的には,オンラップはその地点から沖方向での堆積,陸側でのバイパス,ならびに陸域での削剝を,ダウンラップはその地点から陸側での堆積と沖側での無(微)堆積を意味する。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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