ペコロス

デジタル大辞泉 「ペコロス」の意味・読み・例文・類語

ペコロス

直径4センチ前後の小さなタマネギ。普通種のタマネギを密生させて栽培し、大きくならないようにしたもの。
[補説]名称は、大正末から昭和の初めごろ日本に伝来した際に、ヨーロッパで呼ばれていた名が取り入れられたものという。

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百科事典マイペディア 「ペコロス」の意味・わかりやすい解説

ペコロス

小タマネギ,プチオニオンとも。現在栽培されている最もポピュラーな黄タマネギを通常の10倍ほどに密植して,直径3〜4cmくらいで収穫したもの。貯蔵性もよく,最近では専用品種も開発されている。皮をむいてまるごとシチューに入れたり,ピクルスにしたり,薄く輪切りにしてサラダに加えたりする。このほかに小型のタマネギとしては,白くて小さいパールオニオンや赤タマネギを小さくしたルビーオニオンなどもある。→タマネギ

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世界大百科事典(旧版)内のペコロスの言及

【タマネギ(玉葱∥葱頭)】より

…冬採り栽培は昭和40年代に開発された技術で,オニオンセット栽培ともいわれ,春まきして小球を生産し,貯蔵してから,秋植えして冬から早春に収穫する栽培法である。また最近では,ベビーオニオンまたはペコロスなどといって,小球のタマネギを利用するための栽培法も行われるようになってきている。用途は生食用,油いため,煮食,スープ,シチューに利用されるほか,加工してソースの原料やオニオンパウダーとして調味料とする。…

※「ペコロス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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