改訂新版 世界大百科事典 「ペトルチ」の意味・わかりやすい解説 ペトルチEmilio Pettoruti生没年:1892- アルゼンチンの画家。最初,風刺画家を目ざした。1913年奨学金を得てイタリアへ留学し,フレスコ画を学ぶ一方,未来派の画家たちとも接触。23年パリでピカソ,J.グリスらのキュビストと親交を結び24年帰国。アルゼンチンに初めて抽象画を持ち帰り,同地の現代美術活動の中心的存在となった。キュビスム風の構成に未来派の動きを加えた抽象画は,当時のアルゼンチンでは最前衛の作品として話題をまいた。執筆者:加藤 薫 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by