最新 地学事典 「ペリクレース石」の解説
ペリクレースせき
ペリクレース石
periclase
化学組成MgOの鉱物。ペリクレース族はAX型酸化鉱物。ペリクレース石・ブンゼン石(bunsenite, NiO)・緑マンガン鉱・モンテポニ石(monteponite, CdO)・生石灰石(lime, CaO),ビュスタイト(wüstite, FeO)からなる。立方晶系,空間群Fm3m, 岩塩型構造。これら鉱物は天然では固溶体はほとんどつくらないが人工的にはつくられる。ペリクレース以外は産出まれ,ペリクレース石・生石灰石は高温変成鉱物,他は二次的酸化鉱物。格子定数a0.4203nm, しばしば八面体,ときに立方体結晶。劈開{001}安全,硬度5.5, 比重3.56。ガラス光沢,無色・灰色・黄・黄褐・緑色。薄片中無色,屈折率1.735。Feを少量含むことあり。ドロマイトの変成産物として大理石中,接触帯などに産出。劈開によりギリシア語のperiklasis(周囲の割れ目)から命名。
執筆者:嶋崎 吉彦・松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

