日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ペルオキソ硫酸アンモニウムぺるおきそりゅうさんあんもにうむ ペルオキソ一硫酸アンモニウム(NH4)2SO5とペルオキソ二硫酸アンモニウム(NH4)2S2O8があるが、ペルオキソ一硫酸アンモニウムは不安定で得にくいため、普通はペルオキソ二硫酸アンモニウムをさす。式量228.2。比重は1.98。 硫酸酸性硫酸アンモニウム溶液を電解酸化して得られる。無色の結晶。湿気にあうとオゾン臭のある酸素を発生して分解する。熱すると120℃で分解して酸素を発生する。水溶液は強い酸化剤。ビニル化合物の重合開始剤として用いられる。[中原勝儼] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例