ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ペルフェナジン」の意味・わかりやすい解説 ペルフェナジンperphenazine フェノチアジン系の向精神薬。静穏作用が強く,鎮静,強化麻酔,制吐作用なども示す。同系のクロルプロマジンに比して,傾眠状態を起こすことが少なく,鎮静作用も比較的弱いが,制吐作用は非常に強い。精神病治療にも有効で,陳旧な統合失調症患者に対して,疎通性,接触性の回復および,意欲,自発性の促進作用を強く現す。副作用は嗜眠,軽度の血圧下降,パーキンソン様症状などがあるが,クロルプロマジンに比して弱い。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by