ぺろり(読み)ペロリ

デジタル大辞泉 「ぺろり」の意味・読み・例文・類語

ぺろり

[副]ぺろっと」に同じ。「ぺろり(と)舌を出す」「ぺろり(と)上唇をなめる」「ぺろり(と)平らげる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ぺろり」の意味・読み・例文・類語

ぺろり

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
① 舌でなめるさまを表わす語。
※風流線(1903‐04)〈泉鏡花〉五四「亭主はやうやうぺろりと唇をなめて納まり」
② 舌を出すさまを表わす語。多くは、照れた時や相手揶揄(やゆ)する時のしぐさについていう。
※二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉上「ぺろりと舌を長く出して脣を舐ずり」
③ またたく間に食べ尽くしてしまうさまを表わす語。
※俳諧・五万才(1801‐04)一「上るとぺろり魔所の御備へ」
④ 手で顔などをなでたりぬぐったりするさまを表わす語。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android